いざドイツ

2006.5.27

たしかにジーコジャパンは日本サッカー 過去10年の集大成のチーム
の感がある。’96アトランタ組 ’99ワールドユース組 そして
’2002トルシエジャパン組だ。 当初のジーコジャパンは評判が悪かった。
このチームのターニングポイントは2004年の欧州遠征 チェコ戦あたりだと
思う。3バックがフィットしチームに一体感がでてきた。中田英が恥骨炎で
しばらく代表から外れた時期だ。アジアカップで粘り勝ち その後いくつか
オプションをさぐる過程でまずい試合もあったがドイツへ出発した今チーム
に迷いはないと思う。久保の離脱があったものの現時点ではベストメンバ
ーではないか。2002の直前の状態より熟成度 コンディション いろんな
面で勝っていると思う。

ただ一つマイナス要因は今回の対戦相手だ。前回はシード国であり実に
いい組だった。マスコミや世間の風潮はベスト16だ、ベスト8までいける
とか楽観的だが、私は一次リーグ突破は40〜50%と悲観的だ。
もちろん希望としてはベスト8だが欧州開催のW杯でクロアチアに勝のは
かなりむずかしいと思う。
クロアチアの選手にとってドイツは、ほとんどホームと言ってよい。
’98仏大会の時も1勝1敗1分けで予選突破などと甘い予想で3連敗だった。

ただ勝てない相手ではない。ブラジルでも絶対勝てないとは限らない。
手堅くディフェンシブに。ではなくのびのび攻撃的に戰ってもらいたい。
コンフェデ杯のブラジル戦のように。お互い点の取り合いになれば勝つ
チャンスは出てくる。また守って守りきれる相手ではない。
そこでキープレーヤーだが私は「高原」を挙げたい。
勝ち残っていくためにはラッキーボーイが必要だがFWの柱が点をとらな
ければだめだと思う。高原は前回大会をエコノミークラス症候群で棒にふり
また地元のドイツでも出場機会に恵まれず、ゴールには餓えているはずだ。
ぜひ大爆発してもらいたい。

そしてもし一次リーグ敗退となったとしてもジーコジャパン 日本サッカーの
集大成として壮絶な打ち合い 死闘の末の討ち死にを見せて欲しい。
本当のワールドカップのすごさを見せて欲しい。
がんばれ SAMURI NIPPON !