これでいいのか日本の野球.2

06.3.17

歴史は繰り返す。またまたこれでいいのか日本の野球。
またもや競り負けた。シドニー五輪で韓国にアテネ五輪でオーストラリ
アにいつも格下と言われている国に競り負ける。王監督は執念の違い
と言っていた。愛国心なのか。松井をはじめ多くの出てもらいたい
選手が辞退した日本。全てのMLB選手が参加した韓国。

私は以前から思っているのだが、日本のプロ野球の選手、球団、その他
ファンを含め多くの人達の意識がセ・パ リーグ戦ペナントレース争いに
向いている。
リーグ制覇至上主義みたいな、日本シリーズさえオマケのような。
でなければ日本シリーズに負けても優勝パレードなどはおかしい。
井の中の蛙だ。

野球というスポーツは団体競技だがピッチャーとバッターの個人戦で
もある。ピッチャーの出来不出来で大きく試合が変わる。
一試合で勝ち負けを決するのは不向きの競技でもある。
長いリーグを戦って勝者を決める所以である。

しかし本当のスポーツの醍醐味は一戦必勝だ。
スポーツの最もピュアな部分というか最もコアな部分だと思う。
最終回代打新井、多村の空振り三振。リーグ制覇至上主義で長く
戦っている選手達にはむずかしいのか、と思わざるを得ない。

なにかと大会の時期や運営に問題があったMLB主催のWBCではあるが
一戦必勝の野球の面白さを感じさせてくれた。
サッカー日本代表に選ばれワールドカップに出る事が全てのサッカー
選手の目標のようにWBC日本代表に選ばれる事が全ての野球少年の
目標になる、そういう大会になってくれるよう祈りたい。