ホリエモンたたき

06.1.25

世の中ホリエモンたたきの嵐が吹いている。
わずか一週間で絶頂から転げ落ちた。
虚飾の塔「六本木ヒルズ」から地獄の要塞「東京拘置所」へ。

先々週の日曜日足立、葛飾方面を走り(最近の趣味は自転車で都内
各地を走り回ることだ。)東京拘置所を訪れた。高さ6-7Mのコンクリート
の壁が数百メートル続き中の建物は威容を誇る。そこには麻原彰晃や
宮崎勤スーフリの和田も居る。暖房のない3.5畳の部屋、持ち物は
タオルと歯ブラシのみだとか。

この男の功罪を考えれば、確かに功績の部分はあった。ナベツネに
象徴される日本プロ野球の古き体質に切り込み、フジテレビとの
争奪戦でも日本の上場株式の世界とはどういうものか、まったく知ら
ない者にも関心を持たせ、いかに危うい脆弱なものであったかを知ら
しめた。
また、親方日の丸的な気力の乏しい若者に起業するたくましさを見せ
てくれた。ただその目的が目先の金だけだった。
東京地検特捜部の部長が就任の弁で「汗水ながして働くよりたいして
働きもせず一攫千金が得られるような社会であってはならない。」
と述べたそうだ、まさに真理だ。

家賃220万のマンションに住み、美味いものしか食べない、30億の
自家用ジェット機に乗り、時代の寵児と持てはやされた男がわずか
10日たらずで全てを失い独居房に居る。
世間はサクセスストーリーを見るのも好きだが、仮面が剥がされ真逆
さまに転落して行くのを見るのはもっと好きだ。
まさに時代の寵児から、時代の生贄になってしまった。
やじうまとしては当分楽しめるじゃありませんか。
あっ 姉歯はどうした? オジャマモンの小嶋も相当程度いるぞ。