04.9.9
ペナントレースそっちのけで球界再編か、スト突入かで盛り上がって
いるプロ野球。その批判の矛先は渡辺恒雄元読売巨人オーナーと
いってもよい。絶大な権力その言動、風貌からこれ以上ない憎まれ役
敵役。「悪の大巨人」。西武の帝王 堤義明さえも小物に見える。
ファンのことを考えてないとかファンを第一にとか言われているが
どの球団の応援も同じようにトランペットがまくし立て、メガホンを叩く
風船を飛ばす。なにか球場のファンはああしないといけないかのような
それ自体に意味があるような、そして強制感さえする。
MLBとの違いの一つが球場で天然芝、屋外、ファールグランドの
狭い臨場感とファンの鳴り物なしだ。
私がプロ野球から離れていった理由の一つがその球場の雰囲気だ。
野球の面白さは一球ごとのピッチャーとバッターの勝負。
’79日本シリーズ第7戦9回裏の「江夏の21球」のごとく。
じっくりとその場面を見たいファンも多いはずだ。
そしてもう一つの理由は常に巨人中心の企業スポーツだということ。
結局今回の騒動もそこから抜け出せないところにある。
毎年変わらぬチーム同士で戦っていても井の中の蛙のようだ。
私は1リーグでも、2リーグでもどっちでもよい。というかどうでもよい。
それよりも
1.
1部、2部制にしてサッカーのように毎年下位チームを入替える。
下位チーム同士の消化試合はなくなり選手もファンも必死になる。
ファンもその情熱が試され、一試合、一球の緊張感はずっと増す。
降格した時の失望感、昇格した時の感動が味わえる。
巨人戦中心のテレビ放送は減り企業スポーツから地域密着スポーツ
へと変わって行く。
2.
リーグ戦とは別にサッカーの天皇杯のようにオープントーナメント
のカップ戦。駒大苫小牧対大巨人なんていうのもワクワクする。
高校生が社会人に勝つ。アマチュアがプロに勝つなんて下克上も
ありうるかも。
3.
チャンピオンズリーグ。MLBプレーオフ進出8チームと日本、韓国
台湾、キューバから各2チームの計16チームをA・B組に分け総当り
一回戦リーグ戦、上位4チームによる決勝トーナメントで真の
ワールドチャンピオンを決める。
どうですか毎年11月の2週間は大いに楽しめるではありませんか。
実現すれば日本シリーズなど比ではないですよ。
こういう夢のある話をして下さいな。