「国民的関心事2(イラク人質事件」

04.4.16

日本人人質3人が解放された。その映像が各局で繰り返し放送され
その時から3人への風向きが変わりつつある。
タバコをふかしジュースで乾杯し「まだ残りたい。続けたい。」と発言した。
小泉首相は怒っていた。費用を請求しようとの声も出てきた。
一旦逆風が吹き出すと日本の国民性からして暴風雨にさらされそうだ。
極度の疲労緊張から解放されタバコを差し出されれば吸うだろうし
相当な覚悟と志を持って乗り込んだのであるから今後はと聞かれれば
「つづけます」と答えるだろう。だが・・・。

国論を二分して小泉政権が決定したイラク自衛隊派遣が交換条件に
あげられ、国民的世界的関心事でまさに国体が問われる一週間だった。
当事者だけが状況を分かっていなかったのだ。灯台元暗しというか
拉致被害者目隠し状態だ。もう少し状況を認識させてあげたかったが。
映像はある意味で酷だ。

さらに二人の日本人がイラクで拉致され未だなんの情報もない。

今のイラクは無政府状態。戦国時代か幕末、維新の動乱期のような状態。
攘夷を唱える武装集団つぎつぎ沸き起こる。
「ラストサムライ」の勝元率いる武装集団もテロリストと言えるだろうか。
治安はどんどん悪化し復興支援はどんどん遠ざかりそうだ。