02.5.23
いよいよ迫ってきた。17日23人が選ばれ各紙号外が出た。
まず、秋田におどろき、中山に仰天した。そして、俊輔がはずれ
小笠原が入った。各局それぞれのコメンテーターが中山の選出
を代表チームの精神的支柱として、意義を語っていた。・・・・
しかしそれ以上に日本全国民的モチベーションの高揚があった。
発表の瞬間から一気にワールドカップモード、盛り上がってしまった。
ひょっとしたらトルシエの作戦か。俊輔落選の国民感情、その鉾先が
相殺された。
とはいえ23人は選ばれたのだ。選考理由がどうの、記者会見の質疑
応答がどうの。そんなことはもうどうでもよいのだ。日本の命運は全て
トルシエと選ばれし23人にゆだねられたのだ。(+ダバディ)
ワールドカップは代理戦争だ。代表監督は総大将だ。
ワールドカップは勝利こそ全てだ。勝てば天国負ければ地獄だ。
面白い試合、良い試合は必要ではない。
過去のワールドカップでドイツの戦いを見るとつくづくと底知れぬ力、
というか、歴史というか、しぶとさというか、ゲルマン魂というか、
なにか得体の知れないモノを感じる。
かつて誰かが言っていたが、「国家、国力を表わすのに軍事力とか
経済力とか言われるが、もう一つサッカー力という力が存在する。」
確かにドイツに限らず、決勝トーナメントに入ってからぎりぎりの死闘
を勝ち上がっていく国にはそうした得体の知れない力を感じるのだ。
ワールドカップの本当の見所はそこだ。イケメンなどではない。
フィリップ・トルシエ。4年間紆余曲折の長き道のりも残りあとわずか。
英雄として銅像が建つか、追われるように日本を去るか。
運命のキックオフまであと12日。