あきらめの日曜日

01.12.23

21世紀に入り356日。「2001年宇宙の旅」「希望に満ちた・・・・」「輝かしき
新世紀の・・・」 今年の年賀状に見られた、いくつかの言葉。
こんなはずではなかった。 
同時テロ、狂牛病、リストラ、倒産、失業、デフレスパイラル・・・。
これが「輝かしい新世紀」の幕開けだったとは。
愚痴ってみてもしょうがない。あきらめよう。
「あきらめる」という言葉古舘伊知郎氏がトーキングブルースで言っていたが
仏教用語で「明らかに見極める」という意味らしい。
そう思うとなかなか良い言葉ではないか。
愚痴っていてもしょうがない。明らかに見極めましょう。
冷静に、客観的に、そして自分らしく。

自分らしさ、という意味で私は毎年年末31日3時まで営業をして、その後
帰りに浅草寺にお参りをするのです。初詣ではなくて終わり詣でなのです。
夕暮れせまる境内。新年を迎える準備で忙しい。煙が立ち昇り、
正月ほどではないが、多くの人々がお参りしている光景を見ると、
なにか心地よいのです。
「あ〜今年も一年終わったな」と。
初詣で「今年は***良いことがありますように」とお願いするより
今年一年の感謝をした方がいいかなとも思うのです。

毎年同じ日に同じ行動をする事、これは一つの儀式で、そういう自分なり
の儀式をいくつか持っているという事は、生きていく上で意味のある事だ
と思うんです。
しかし、今年はその重要な一つ11月23日の神代植物公園へは行けな
かったのです。
ちょっとさびしい。

来年はどういう年になるのか、「明らかに見極めましょう」