サッカー観賞

06.7.4

「中田英引退」
まだW杯が終っていないのに突然の引退発表だった。
HPコメントを繰り返し読んだが、いかなるスポーツライターの文章よりも
心打つ内容だった。まさに精進と戦いの20年。
しかしボルトンでも代表でも彼の居場所がなくり追い詰められた決断
だったのではないか。
ひるがえって我が人生。君はベストを尽くしてきたのか・・・?

「オシムシ」
ジーコジャパン惨敗の戦犯探しの時間を与える間もなくオシム氏が
代表監督に就任。日本がワールドカップを戦う上で近年のどの監督
よりも適任の予感。中田のいない新生日本代表のメンバーは・・・?
惜しむ死。押虫。

「スタンド風景」
ワールドカップのスタンドは国家、国民そのものだ。南米、アフリカ、欧州
日本とは表現する文化の違いがある。幼稚園のお遊戯のように日本
チャチャチャと手を突き出し、壊れたテープのように歌い続けるのも日本らしい。
アジアでもアラブ諸国の地で、白装束のスタンドにコーランの大音響と
エキゾチックだ。
それにしてもマラドーナさんは元気そうだった。

「カカア」
NHK実況の野地アナウンサーはいつも「KAKA」のことを「かかあ、かかあ」
と叫んでいて気になる。
「いやぁね−うちのかかあがよぉ−」
落語のようで。
ブラジル人は本名がべらぼうに長く愛称が登録ネームになる。
エドソン・アランテス・ド・ナシメント いわゆる王様ペレ。
アルツール・アンツネス・コインブラ いわゆる神様ジーコ。
かつて60年代「ジジ」「ババ」という名選手もいた。
「じじい」「ばばあ」に「かかあ」だ。
ついでに ドルゴルスレン・ダグアドルジ いわゆる朝青龍。