バレンタインデーとは

01.2.14

一月は行く二月は逃げる。と言うが、早いもので新世紀を迎えたと思った
らもう2月もなかば。自営業になって4回目のバレンタインデーを迎える。
今ではバレンタインデーとはまったく無縁の生活になってしまった。
日本でいつごろからバレンタインデーを騒ぐようになったのだろう。
たぶん80年代自分が会社員になってからだと思う。職場の女子社員が
同僚や上司へ贈る。義理チョコ。義理チョコしかもらえない人。義理チョコ
しか贈れない人。義理チョコももらえない人。義理チョコさえあげられない人。
バレンタインデーとある意味残酷ではないかい。義理チョコをいくつもらった
か自慢するバカ。自分も若い時はバカだった。
女子の多い職場と少ない職場、負担する額、どれくらいの物を誰にとか、
誰がいつ買いに行くかとか、女性にとってもうっとおしい行事だ。
そして1ヶ月後ホワイトデー、男の上司は若手の男子社員に金を渡して、
適当にやっておいて。それで義理は果たしたと考る。
以前僕が居た部署で、取引先の商社の担当の女性からみなさんへと
義理チョコが来た。なんと回覧のメモをつけみんなの机を回り、はんこが
押されていた。
バレンタインデーはかくしてしっかり日本的会社社会の行事として根をはった。
今日も帰りの電車、勝ち誇ったように赤い袋をぶらさげるおとうさんが、きっと
いることだろう。メデタシ。