世紀末の日曜日

00.12.24

12月は一年の中で最も好きだ。1日1日積重ねて365日。クライマックス
に上り詰めていく。
寒い朝いつものように木場公園へウォーキング。朝もやを昇ったばかり
の朝日が切り裂く。紅葉が残る樹木。小道をはさんで現代美術館の
長大なガラスの回廊。そのガラスに反射した朝日が樹木に柔らかな
スポットをあてる。
美しさに思わず立ち止まる。
世紀末の12月、映像の世紀、殺戮の世紀、情報革命の世紀、
人口爆発の世紀、人類史上これほど形容される世紀はなかったろう。
世の中の進化のスピードはますます速くなる。たとえば携帯電話、この
10年の進化をみると驚愕するものがある。進化のスピードに乗って
いく人と停滞していく人。価値基準のレベルが大きく隔たり、
常識と非常識の境が混沌としてきそうだ。
いつまでも変わらぬ モノ・コト・習慣。今一度考えてみよう。
あと数日で今世紀も終わる。次の100年人類はどこへ向かうのだろう。
大掃除。年賀状。なんだか・・・ぼんやり考える。世紀末の日曜日。