大橋巨泉てきなるもの

00.6.24

大橋巨泉といえばすでに過去の人という感があるが、最近新聞などで
また時々見かける。そして先日最近の30代40代で最もなりたい人物
が大橋巨泉だとかいう記事がでていた。
テレビ時代の申し子。もともとは放送作家、ジャズ評論家などをしていた
らしいがその地位を築いたのはなんといっても11PMだろう。
70年代日本の裏文化にスポットを当てたこの番組は時代のオピニオン
リーダーであり、その象徴が大橋巨泉だった。司会者でありながら自分
の意見をズバズバ言い、時には傲慢とも思える自己主張が受けた。
外国タレントや各界著名人と対等に渡り合い、競馬、麻雀、釣り、ゴル
フ・ボーリングはプロ並みの腕前、当時「巨泉の・・・ボウル」なる番組
では解説もしていた。
視聴者 一般大衆より常に一歩も二歩もリードした存在に見えた。
当時の人も皆彼のようになりたい。まねをしてみたい、という気持ちで
毎日働いていたのでは、そしてそれが日本経済の活力になっていた
のではとさえ思う。
そのテレビ界の超大物が10年ほど前すべての番組を降り半年は北米
に住み大リーグを見たり、ゴルフをしたり悠々自適な生活をしているらしい。
こういう人物がもし自分の友達とか、親戚だったらさぞ腹立たしいことか。
それにしても今だに、大橋巨泉てきなるものには追いつけないあこがれ
の存在なのでしょうね。
「短びのキャプリキとればスギチョビレすぐかきすらのはっぱふみふみ
・・・・わかるね〜。」
わからないよ!!