J1観戦記.1

00.4.6

Jリーグが開幕して早一月。我FC東京はよもやの開幕3連勝。先週こそ
柏にVゴール負けを喫したが、このスタートダッシュを誰が予想したか。
まったく恐れ入った。第5戦目は昨年度チャンピオンのジュビロ磐田。
満を持して今期初観戦。あいにく朝からの雨だったが、スタジアムへ着く
頃には上がっていた。またれいによって電光掲示板の真下、ゴールの
真裏に席をとる。前半はジュビロの前線からのプレスが強烈で中盤でこ
とごとくつぶされてしまい、ほとんどいいところ無し。そしてセットプレー
から井原にヘディングで流し込まれてしまった。しかし今年のFC東京
はこのままでは終わらない。このチームの良いところは スター選手が
いない。地味だ。小峯、小池、浅利、梅山、以前はなかなか区別がつ
かなかった。全員攻撃、全員守備。とにかく良く走る。難しい事はしな
い。セーフティファーストのクリア。守備を固めて、一気のカウンター。
ワンパターンだが基本に忠実。監督がよく怒鳴る。「小峯!小峯!」
試合中一番よく怒鳴られる。しかしこの、「おとっつぁん」(失礼だか
小峯選手を我が家ではこう呼んでいる。)じつにすばらしい。センター
バック 。172cmながら1対1ではめっぽう強い。捨て身のスライディング。
顔面でのクリアー。この日も中山を完全に押さえこんでしまった。
東京のカンナバッロだ。
後半になるとさすがにジュビロのプレスが甘くなり点の取り合いになる。
取ったら取り返す。東京の運動量は落ちない。そして39分奥が痛恨の
ハンド。 PK。興奮は最高潮に達した。キッカーはキングオブTOKYO
アマラオ。私はアマラオが狙うゴールの真後ろに「スッく」と立っていた
のである。目があった。(ような気がした。)「さぁ 決めろ!」丁寧に、
確実に、そして絶対に取れない右サイドネットに突き刺さった。3対2。
あっぱれ!FC東京
「♪ 青赤軍団荒れ狂う・・俺らも負けじと荒れ狂う・・」