99.10.6
当世の若者達の間では「青春」という言葉が輝きを失っている。
なにか時代がかった、古臭い、ダサイイメージに成り下がっている。
私は’70年代がまさに青春時代でしたが、今思ってもあらゆるモノが
輝かしい時代でした。’70年代の思い出は今後度々プレイバック
していきたいと思います。
青春とは、なにかを真剣に求めること。一途に、ひたむきに。
子供から大人に変わっていく時、初めて人間としてなにかを求め、
主張する。共感する人がいる。感動する人がいる。感動こそ青春の
最も尊い事。今は楽しい事、求めるモノが周りにたくさんあり、容易く
手に入る。もし、手に入らなくても、次がある。なりふりかまわず、
追い求める必要はない。かっこわるいんだ。
友達どうしでもあまり濃い関係を望まない、わずらわしく、縛られたく
ない。なにか濃いドロドロした、汗臭いイメージのする「青春」が疎ま
れるのもわかる気がする。
ところで昨日「スピート゛」の解散発表があった。私はスピードのファン
なので、とても残念だが、今井絵理子のファンということはさておき、
スピードの歌には「青春」がいっぱいある。彼女達の存在自体が
「青春」そのものだ。精一杯突き進んでいる感じがする。同世代の
若者に支持される。共感する。やっぱり当世の若者達も「青春」とは
口にせずとも心の片隅には「青春」があるのだ。
さあて、解散までになんとか、娘をだしにコンサートへ行きたいと思っ
ているところである。